
どうも、中村です!
「話し上手は聞き上手」という言葉は耳にしたことがありますか?
実は、わたし話すのは大の苦手でして、
沢山話せる人っていいよなぁ〜っていつも思っていたんです。
だけど、ビジネスを始めてからその概念が覆りました。
話せる人は、確実に聴き上手です。間違いありません。
むしろ、人の話を聴けない人は話し上手というより、ただの自己中構ってちゃんです。w
この聞く、聴くの違いを理解するだけで、コミュニケーションが格段にスムーズになります。
ビジネスだけでなく、仕事やプライベート、恋愛(特に!)、夫婦関係などなど・・・
コミュニケーションの悩みは、今回のテーマに繋がっているからです。
家族や恋人と喧嘩が多い。
上司や後輩とのコミュニケーションが上手くいかない。
こっちは相手の気持ちを聴きたいのに、なかなか腹割って話してくれない。
対面でビジネスをしているけど、なかなか相手が信頼してくれず、サインアップに繋がらない。
などなど、、。
この内容は、
私が理学療法士をしていた時にもっと理解できていたら、
しっかり患者さんのニーズを汲めていただろうな・・とちょっとだけ後悔してたりします。
医療関係の方は特に読んでもらいたい内容です。
それでは参りましょう!
「聞く」、「聴く」の違い。
ってな〜んだ!と言われて、答えられますか・・?
ざっくりいうと、
聞く・・・意識しないで耳を傾ける
聴く・・・相手の様子を感じ取る
具体的に説明していきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あなたには大切な彼女がいます。
毎日、あなたは残業続きで、家に帰るのが23時。
彼女とは同棲していますが、
生活は殆どすれ違い状態です。
もう3週間くらいその状態が続いています。
クタクタで帰ったきた、そんなある日。
「ただいま〜。」
「・・・お帰りなさい」
彼女は少し俯き加減で、あなたのことを見つめています。
それに気づいたあなたは、
「なんか元気ないね、どうしたの?」
「・・・最近、ずっとこんな感じだね」
「まあ、仕事が忙しいからね。あと一ヶ月は続きそうだよ。疲れたから今日はもう寝るわ」
「・・・。」
彼女は何か言いたそうにしています。
ポロポロと涙を流し始めました。
「仕事と私、どっちが大事なの!?
いつも仕事仕事、私のことはどうでもいいんでしょ!
あqw瀬drftgy不二子lp;!!!!」
そんな風に言われたあなたは、こう答えました。
「???????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はい。
ベッタベタなシーンですねw
今時こんな喧嘩あるのかというツッコミは無しでお願いしますねw
あなたなら、なんて答えますか?
正解は・・・・!!!
聞くは流す、聴くは受け止める。
先ほどの模範解答は、色々答えはあると思うのですが
大事なのは、「聴けているか」ということです。
どういうことかというと、
先ほどの「聞く」の場合であれば、
「どっちかなんて選べないよ!」
「今は仕事かな・・」
「疲れてるんだから、しょうがないだろ」
などの、相手の気持ちを無視したレスポンスになるでしょう。
相手の言ったことを聴いているようで聴いていないんです。
聞く・・・意識しないで耳を傾ける
だから、聞き流している状態ってことです。
では、聴いているとはどういう状態なのでしょうか。
先ほどの例で言えば、
「ごめんね、寂しい想いさせていたよね」
「いつも仕事ばかりになって、なかなか一緒の時間作ってあげられなくてごめん。きっと、一人で寂しかったよね。」
など、相手の気持ちを汲み取ったレスポンスができる状態のことです。
こんなレスポンスができる彼氏いたら花丸ですねw
聴く・・・相手の様子を感じ取る
だから、相手が「いつも仕事ばかりで寂しい」という感情をまず受け止めること。
相手の話を聴く上で大事なのは、共感すること。
ちなみに共感とは?
共感(きょうかん、英語:empathy)は、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。例えば友人がつらい表情をしている時、相手が「つらい思いをしているのだ」ということが分かるだけでなく、自分もつらい感情を持つのがこれである。
と書いてありますが、この共感には限界があります。
いくつかネットで調べてみると、相手の感情を自分も経験していることが前提で書かれているものが多かったんですね。
なかなかそれは難しいと思うので、
相手の感情に意識を向けて聴く。
と良いのかな、と思います。
先ほどの例で言えば、「寂しい」という感情があり、それを素直に言葉にできなくて、
怒りと共に出てきた言葉ではないか?と予測できます。
だから、「寂しい思いをさせてごめんね」という反応を返せるわけです。
自分が失恋した時に、
「辛い・・」と思って友達に話したら、
「〇〇には、あんなやつ合わなかったよ!次いこ次!」
なんて言われたらどうでしょうか。
それよりも、
「きっと別れて辛かったよね。」
と言ってもらえた方が、自分の気持ちを受け止めてくれている・・・もっと話そうかな、と思えませんか?
もう1つ例を出しますね。
理学療法士時代、患者さんの中には
一人でトイレまで行くのには、まだ転ぶリスクがあるので、
誰かが必ず付き添いをしなければならない、ということがよくありました。
それをなかなか理解できなくて、(これも多分、頭では分かっているけど、感情が追いついていない状態なのではないかと思う)
「なんで歩かせてくれないんだ!」
と感情をあらわにされる方がいらっしゃいました。
この時に
「〇〇さんはまだ一人で歩くと危険なんです!だからまだ付き添いが必要なんです」
と返したら、聞いているだけになると思います。
なぜなら、その患者さんはその言葉が欲しいわけではないからです。
今までは一人でトイレにも行けたし、
普通に生活できていたのに、病気や怪我のせいでそれができなくなってしまった。
悔しい、情けない。頑張ればトイレだって今すぐにでも一人でいけるはずだ。
なのに、なんで一人はダメだっていうんだ。
俺のことをバカにしているのか。
という気持ちが裏側に隠れている可能性があるからです。
なので、そこに対して共感することが大事と思います。
「そうですよね。一人でトイレ行きたいですよね。」
と、まず相手の気持ちを受け止める。
その上で、
「あと少し、ふらつきが軽減できればトイレはお一人でいけると考えています。現状ですと、夜なんかは、自分が意識していなくても寝ぼけていて、足が引っかかったりして転んでしまう可能性があるんです。それでまた骨折をしてしまったら、また車椅子生活に戻ってしまいます。
今まで頑張ってきた〇〇さんの努力が泡になってしまうんです。そんなの悲しいですし、ご家族だって早く家に帰って来ることを待ち望んでいると思います。だからこそ、今はリスクを最大限に減らして慎重に、まずはリハビリの中でしっかり歩けることを目標に頑張りましょう!」
こんな感じでしょうか?
こうやって、まずは相手の気持ちを分かっていますよ、とサインを送ってあげて、
その上で今の現状と、もし転倒してしまったら・・ということをイメージできる状態にする。
そして、だからこそ、今やっているリハビリが重要なんです、と言えたら
納得してもらえる気がしませんか?
これは、仕事もプライベートもビジネスも同じです。
聴き上手になれれば、相手は心を開いてくれます。
まずは聞くのではなく、聴くこと。
それができれば、相手は本音を話してくれるようになります。
本音を話してくれるようになって初めて、
心がスッキリしてもらえたり、
具体的な解決策だったりを考える段階に入れると思うんです。
ということで、まとめ。
今日は、聞く・聴くの違いをテーマにお話ししました。
一般的に傾聴と言われるのは、「聴く」の方です。
聴く時に大切なのは、相手の感情に意識を向けること。
相手は、どんな気持ちでその言葉を発しているんだろう?と、相手の言葉の裏側を感じ取ることが大事です。
それができれば、相手は「自分の話を聴いてくれている」と感じて、もっと本音を話してくれるようになります。
ただ話を聴いて欲しかった人は、それだけでもスッキリするだろうし、
相手の心を開くことができれば、そこから相手に質問しながら、本当に伝えたかったことやどうしたいかを訊くことができれば、解決に導けますよね。
意外と「聞く」になりがちだと思うのです。
そうではなく、相手の話を「聴く」ことでプライベートも仕事もビジネスも、円滑になるのではないでしょうか!
聴くことで、相手を話させる。
それができた上で、相手に質問(訊く)をして、自分の話をしていく。
だから「聞き上手は話し上手」なんです。
この続きについては、また今度書いてみようと思います。
今日はここまで!
では!